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ロミジュリ偏愛ジャニオタによるロミジュリ観劇前夜祭※本編ネタバレあります!!

東京グローブ座にて「ロミオとジュリエット」を観劇してきます。

いよいよ明日初日。少し早いですがおめでとうございます!!

観劇後にブログを上げようと思って、でも書きたいことかありすぎて3月から下書きを始めたのですが…長文になりそうなので観劇前後に分けてアップすることにしました。笑

前夜祭とか書いてますが私の観劇日は4月です…。

私は道枝担はおろか、なにわ男子担でもありません。ジャニオタではあります。(主にジャニーズWESTSixTONESKAT-TUNとその関係者()とHiHi Jetsを反復横跳びしてます。多いな。)

でも私はどうしてもこの「ロミオとジュリエット」に入りたかった。それはジャニオタだからということよりも、ロミオとジュリエットの物語を偏愛し強い思い入れを抱いているから。もちろん、オタクやってるとジャニーズの舞台は情報が入ってきやすいというのもあります。他が主催の大手公演は、気づいたら一般販売すら終わってたみたいなこと全然ありますよね?道枝くんが主演で本当によかった…。

どれぐらいロミジュリが好きかというと、訳者違いで3冊文庫本を持ってるぐらい好きです。細かい訳し方が違うから、読み比べるのも楽しいですよ。

ちなみに、今回は上演台本として松岡和子さん訳のものが使われています。

個人的には小田島雄志さん訳のものが好きだったので、なんでかなあと思い比べてみたのですが、松岡さんバージョンはジュリエットの言葉がめちゃめちゃ可愛いです。ジュリエットの天真爛漫さが伝わってきてとても素敵。私も松岡さん版ジュリエット演じてみたい(元演劇部)。

そんなわけで発表から絶対に行きたいと思い、もちろんFC先行は全滅し、当日券狙いで有給もガッツリ取ったものの、なんとまさかの一般先行でチケットが取れまして、意気揚々このブログを書くに至っております。ちなみにセブンのマルチコピー機で取りました。震えた。

前置きがクソ長くなりましたが、今回の舞台「ロミオとジュリエット」について、観劇前後にわたり偏愛を語り散らそうと思います。ネタバレ大いに含みます。

●ポスターについて~ロミオは愛を知り、ジュリエットは自分を見つける

私まずポスターが秀逸だと思うんです。

公式で見られます。

https://www.romeoandjuliet2021.jp/

ロミオとジュリエットのセリフがひとつずつピックアップされているのですが、2人がこの物語を通してどう成長し、何を得ようとしたのかが端的に表されているセリフ選びなように思います。なお、2人とも死んでしまうので得られてはいません。悲しいなー…。

ロミオのセリフは「恋の軽い翼でこの塀は乗り越えた」

こちらは、かの有名なキャピュレット家のバルコニーのシーンでのセリフです。どうして貴方はロミオなの?のところですね。敵であるキャピュレット家へ忍び込んだロミオの身を心配するジュリエットに、ロミオが掛ける言葉です。

私は、ロミオはこの恋を通して、「愛を知った」のだと考えています。物語の冒頭から、ロミオはロザラインという女性に恋焦がれています。ロミオによるとどうやら彼女は一生独身の誓いを立てているとかなんとかで、ロミオはロザラインにアプローチしようとしません。でも、ジュリエットと出会った後は、敵の娘だと知っていても身の危険を冒して会いに行きます。ロミオは、ジュリエットとの出会いにより真実の愛に気が付き、勇敢な行動力を手に入れていきます。ロザラインが好きだった頃のうじうじした感じとは大違いで可愛らしいです。

一方、ジュリエットのセリフは「愛よ、私に強さを。強さがあれば道は開ける。」

こちらのセリフ、実はロミオに向けられたものではありません。ロミオが追放されたあと、ロレンス神父の庵で神父の計画を聞き、毒薬を受け取った時に放つセリフです。この物語はロミオとジュリエットの恋愛が主題であるにも関わらず、ロミオ不在のシーンのセリフが選ばれています。

私は、ジュリエットにとってロミオとの出会いは「自分を見つける」きっかけになったのではないかと思います。キャピュレット家の一人娘として寵愛され、特に乳母とはまるで姉妹のように仲が良く、なんでも相談していたような描写があります。ですが、ロミオの追放が引き金となり、ジュリエットは家族との精神的な繋がりを断ち、自分の足で生きていく(翌日には死ぬのですが)ことを決めます。ロミオに出会い、自立心と強さを手に入れたことがジュリエットにとっての成長なのだと感じます。

2つのセリフの選定理由を考察してみると、この物語は若いふたりが恋をすることで強くなる、でも、強くなったが故に壊れてしまう、まるでダイヤモンドが粉々になるように…そんな様を表現しているように思えてなりません。

●キャストについて~ロミオとジュリエットの年齢

キャスト選定も素晴らしいと思います。

原作では、ロミオ16歳、ジュリエット14歳あたりとする説が有力であるかと思います。

今回は、道枝駿佑くんが18歳、茅島みずきちゃんが16歳でまさに原作と同じ年齢差です。執筆当時は今より寿命が短く、だからこそジュリエットに縁談が来ているわけですが(当時にしても時期尚早であったような描写はあります)、実際の16歳と14歳が演じるのはやや子供っぽくなりそうですし、中学生にこの内容は確かに難しいかもしれないと思います。私も中学生の時に初めて原作を読んだのですが、面白いより眠いの方が勝っていました。

なので、私は18歳と16歳のふたりがロミジュリを演じることがとても楽しみです。リアルで、瑞々しい演技を楽しみにしています!!

自分の観劇日までネタバレ踏みたくないので、観劇後にパンフとか本編見て後編書きます!!!